時代の変遷とともに、軍団のメンバーは単なる「お笑い芸人」の枠を飛び越え、キャスター、俳優、政治家、企業経営者へと多彩な転身を遂げています。2026年時点における主要メンバーの動向を追うと、それぞれの個性に応じたしたたかな生存戦略が浮かび上がります。
ガダルカナル・タカ:軍団の精神的支柱にして名コメンテーター
軍団結成以来、まとめ役として師匠とメンバーの間を取り持ってきたガダルカナル・タカは、情報番組のコメンテーターやバラエティの司会進行として確固たる地位を維持しています。妻であるフリーアナウンサー・橋本志穂との夫婦共演も多く、昭和の破天荒な芸人イメージを保ちつつも、物事の本質を突く冷静な語り口で視聴者の信頼を集めています。
つまみ枝豆:株式会社TAP代表取締役社長としての手腕
かつて武闘派として知られたつまみ枝豆は、2018年のオフィス北野分裂劇を受け、2026年に社名を改編した「株式会社TAP」の代表取締役社長に就任。妻・江口ともみとともに事務所を支え、若手タレントの発掘・育成や劇団の運営に尽力しています。経営者としての責任を背負いながら、俳優としても円熟味のある演技を見せています。
ダンカン:脚本家・小説家・論客としてマルチな才能を発揮
立川流の落語家(立川談かん)から転身した異色の経歴を持つダンカンは、ビートたけし映画の脚本協力や執筆活動で高い評価を得てきました。株式会社TAPの専務取締役として経営を補佐しつつ、近年は阪神タイガース論客としてのメディア出演や、社会問題を独自のペーソスで切り取るエッセイ執筆など、文化人枠での活動が際立ちます。
東国原英夫(そのまんま東):脱退理由と政治・言論界での躍進
軍団の筆頭弟子として活躍した東国原英夫は、2007年の宮崎県知事選挙出馬に伴いオフィス北野を円満退社(脱退)。知事就任や衆議院議員を経て、現在は政治評論家・タレントとして各局の報道情報番組に欠かせない論客となっています。脱退後もビートたけしへの敬意を公の場で語り続けており、師弟の絆は形を変えて今も続いています。
井手らっきょ&ラッシャー板前:ローカルと専門分野への特化
全裸芸や驚異的な身体能力で知られた井手らっきょは、故郷である熊本県へ拠点を移し、ダーツバーの経営や野球塾の指導、九州ローカル番組への出演など地域密着型の活動を展開。一方、テレビ朝日系『朝だ!生です旅サラダ』で25年間にわたり全国の生中継リポーターを務めたラッシャー板前は、番組勇退後も「食レポの達人」として全国各地のイベントや地方特番で引っ張りだこの状態が続いています。