作中におけるハイライトの一つが、ラムとの過去を巡る人間関係だ。かつて二人は婚約関係にあったが、レイの凄まじい食い意地と、興奮するとトラウシに変身してしまう特殊体質に愛想を尽かしたラムによって破局を迎えた経緯がある。しかし、レイ自身は今なおラムへの強い未練を抱き続けている。
ラムを追って地球へと飛来したレイは、彼女を巡る渦中で諸星あたると遭遇。あたるの呆れるほどの浮気性やラムへの執着、そしてレイの食べ物に対する愚直なまでの情熱が複雑に絡み合い、物語は毎回収拾のつかない大騒動へと発展する。どんなに美形であっても格好がつかないレイの不器用な愛執は、本作品が持つギャグの威力を最大化させる要素となっている。