いわき市の代名詞とも言えるスパリゾートハワイアンズも、大きな転換点を迎えている。昭和の高度経済成長期、炭鉱の閉山に伴う危機を「フラガール」の情熱で乗り越えたテーマパークは、2026年の今日、地熱と温泉排熱を100%活用した完全ゼロエミッション・リゾートとしての成功を収めている。
ドーム内に足を踏み入れると、南国の温もりとトロピカルな香りが包み込む。しかし、その裏側で機能しているのは最新の自立型マイクログリッドだ。環境負荷を極限まで抑えながら年間数百万人を魅了するこのモデルは、海外の観光都市からも視察が相次ぐ。伝統のフラダンスショーのフィナーレで見せるダンサーたちの笑顔には、単なるレジャー施設の域を超えた、地域経済の力強いサバイバーとしての誇りが溢れていた。