ベルクスを語るうえで外せないのが、元日のニューイヤー駅伝でもおなじみとなった「サンベルクス陸上競技部」の存在だ。選手たちは普段、店舗の売り場で働きながらトレーニングに励んでいる。精肉や青果のバックヤードで重い荷物を運び、レジで笑顔を振りまくスタッフが、実業団トップレベルのランナーでもあるという事実は、地域住民との間に独特の親近感を生んでいる。
地域イベントへの参加や子ども向けスポーツ支援など、地元コミュニティに深く根を張る姿勢は、単なる商業施設を超えた信頼関係を築き上げた。「走るスーパー」としての泥臭いまでのひたむきさは、そのまま現場の接客や店舗運営の活力へと還元されている。