小倉百人一首を楽しむ上で、24番歌は競技かるたの札としても非常に重要な位置を占めています。取り札を素早く見つけるための決まり字と、記憶に残りやすい覚え方を押さえておきましょう。
【決まり字の基本】
上の句「このたびは(このた)」に対して、百人一首の中で「こ」から始まる歌は全部で6首あります。「これやこの(これ)」「こぬひとを(こぬ)」「こひすてふ(こひ)」「こころあてに(こころあ)」「こころにも(こころに)」と聞き分ける必要があり、本歌は「このた」の4字決まりです。上の句が「このた…」と読まれた瞬間に、下の句「もみぢのにしき(紅葉の錦)」を取ることができます。
【実践的な語呂合わせ・覚え方】
「この旅は(このたびは)、紅葉の(もみぢの)ドライブへ行こう」
旅に出かけて紅葉を観に行く情景をそのままイメージすると、上の句の出だし「このた」と下の句の頭「もみぢの」が一発で結びつきます。歌のストーリー自体が「旅と紅葉」であるため、丸暗記に頼らず意味とセットで覚えられるのが大きな強みです。