館内に入ってまず視界を奪うのが、容量100トンを超える大水槽「ライカムアクアリウム」だ。買い物袋を提げた家族連れも、免税手続きカウンターを探す海外旅行客も、ここでは思わず足を止める。色鮮やかな熱帯魚たちがサンゴ礁の間を縫うように群れ泳ぐ姿は、さながら美ら海水族館の一角をそのまま切り取ってきたかのようだ。
立地するのは北中城村。かつては静かな農村の面影を残していたこの地域に、リゾート型商業施設という前例のないコンセプトを定着させた功績は極めて大きい。館内はオープンテラスを多用し、屋上に上がれば東シナ海と太平洋を同時に見渡せるパノラマビューが広がる。買い物を急かされる感覚はここにはない。風を感じ、カフェのテラス席でアイスコーヒーを啜りながら、ただ海を眺めるだけの贅沢が許されている。