藤谷美和子が芸能界に残したインパクトは、昭和から平成のエンタメ史において特筆すべき輝きを放っています。彼女のキャリアの原点を振り返ると、その天賦の才が際立ちます。
1970年代後半、劇団ひまわりを経て芸能界入りした彼女は、1977年のカルビーポテトチップスのCMで一躍全国区の知名度を獲得しました。「100円でカルビーポテトチップスは買えますが、カルビーポテトチップスで100円は買えません」というフレーズとともに見せたコケティッシュな表情は、CM史に残る傑作として語り継がれています。
その後、ドラマ『3年B組金八先生』や『池中玄太80キロ』など数々の名作に出演。1994年には、シンガーソングライターの大内義昭氏とのデュエット曲『愛が生まれた日』が約130万枚を売り上げる大ヒットを記録し、日本レコード大賞優秀賞の受賞やNHK紅白歌合戦への出場を果たしました。演技のみならず歌唱においても頂点を極めた彼女は、名実ともに時代のアイコンとなったのです。