永田町において、政界再編の足音はいつも静かに、だが確実に響き始める。かつてない政治不信の嵐が日本列島を覆う中、永田町の関係者たちがこぞって口にするのは「既存政党の賞味期限切れ」という冷徹な現実だ。過半数を割り込んだ与党の焦りと、支持率の伸び悩みに苦しむ野党の焦燥感。その双方の隙間を突く形で、まったく新しい政治勢力の立ち上げが画策されている。
ある野党中堅議員は匿名を条件にこう明かした。「これまでの枠組みで選挙を戦っても未来はない。自民党内のリベラル派と野党の現実主義者が手を組まなければ、この国の停滞を打開することは不可能なんだ」。党中央の目を盗み、密かに開かれる勉強会には、すでに数十名規模の議員が顔を揃えているという。