PCブラウザでは軽快に回転する一方で、「スマートフォンで試してもまったく画面が回らない」という不満の声が知恵袋やSNSで散見されます。調査チームがiOS(Safari)およびAndroid(Chrome)の複数環境で実機検証を行ったところ、一回転スマホでできない理由には以下の明確な技術的背景が存在することが判明しました。
第1の要因は、「Googleアプリ」と「標準Webブラウザ」の描画エンジンの違いです。スマートフォンのホーム画面にあるGoogle検索ウィジェットや、独立したGoogle公式アプリ内で検索した場合、検索結果は独自のWebViewやアプリ内ブラウザ(Custom Tabs)で描画されます。この環境下では、Google側がパフォーマンス維持とクラッシュ防止を目的として一部のJavaScriptアニメーションを意図的に制限しており、回転スクリプトがトリガーされません。
第2の要因は、検索候補(サジェスト)をタップしてしまう操作のズレです。検索窓に「一回転」と文字を打つと、下部に予測変換候補が表示されます。これをタップして遷移すると、URLに付与されるパラメータが通常検索と異なり、非同期通信(Ajax/SPA形式)で検索結果リストのみが差し替えられるため、ページ全体の読み込みをトリガーとする回転アニメーションがスキップされてしまいます。
第3の要因は、端末OS側の「視覚効果を減らす(アクセシビリティ)」設定です。iOSの「動作を減らす」機能やAndroidの「アニメーションを無効化」がオンになっていると、ブラウザはユーザーの乗り物酔いや光過敏性発作を防ぐためにCSSアニメーションを強制的に遮断します。
スマートフォンで確実に回転を体験したい場合は、以下の手順を踏む必要があります。
SafariまたはChromeの通常ブラウザを起動し、URLバーに直接「google.com」と入力してGoogleトップページを開きます。検索窓に「do a barrel roll」と手入力し、予測候補をタップせずにキーボード上の「検索(確定)」ボタンを直接押してください。これだけで、モバイル画面であっても見事な360度回転が再現されます。