兵庫県三木市細川町に広がるセンチュリー吉川ゴルフ倶楽部は、なだらかな丘陵地帯の自然美を巧みに活かした18ホール・パー72のチャンピオンコースです。開場以来、数々の名勝負を生み出してきた同コースは、広々としたフェアウェイと優美な池の配置が特徴であり、一見すると開放的で攻めやすく感じられます。しかし、実際にティイングエリアに立つと、巧みに配されたクロスバンカーや立木が視覚的なプレッシャーを与え、安易なショットを許しません。
特筆すべきは、コース難易度を決定づける高速ベントのワングリーンです。アンジュレーション(起伏)が豊かで、芝の刈り込みと転がり(スティンプメーター)が常にプロトーナメント並みの10〜11フィート前後に維持されている日も多く、下りのパットでは繊細なタッチが要求されます。ピンポジションによっては3パットが頻発するため、セカンドショットでの落としどころがスコアメイクの最大の鍵となります。
コースレートはバックティで73を超え、アベレージゴルファーにとっては普段のスコアより5〜8打ほど多く叩くケースも珍しくありません。単に飛距離を競うのではなく、風の計算と正確なショットメイクが求められる真の戦略性が、多くのリピーターや腕自慢のプレイヤーを惹きつけてやまない理由です。