ネット上で定期的に浮上する「やらせ疑惑」や「出来レースではないか」という声。この噂が立つ背景には、過去の一般WEB投票を中心とした選考方式が関係しています。SNSアカウントやメールアドレスを利用したオープン投票では、大資本チェーンや熱心なファン層を組織できる店舗が有利になりやすく、いわゆる「組織票」による順位操作の疑念を生む余地がありました。
しかし、近年の審査フローは大幅にアップデートされています。現在の審査基準では、予選段階での一般投票による絞り込みに加え、本選では日本唐揚協会および専門審査員によるブラインド試食審査が導入されています。審査員には店名やブランドを伏せた状態で唐揚げが提供され、以下の項目を厳格に評価する仕組みです。
・衣の食感(サクサク感、油切れの良さ)
・肉のジューシーさと旨味のバランス
・冷めても美味しさを損なわない工夫
・タレの調和とオリジナリティ
こうした実食審査の比重が高まったことで、単なる知名度勝負やネット投票工作だけでは勝ち抜けない体制が整えられ、審査の公平性とクオリティ担保が進められています。