映画ファンの間でまことしやかに囁かれたのが、2015年に公開され国内外で高い評価を獲得した是枝裕和監督の名作『海街diary』における水着シーンの噂です。本作で広瀬さんは、鎌倉の街で3人の異母姉とともに暮らすことになる四女・浅野すず役を熱演。湘南の海をバックにサッカーに打ち込む姿や、浜辺を疾走するシーンが非常に印象的でした。
「湘南の海」「瑞々しい青春」「少女の成長」という強力な記号が揃ったことで、公開当時から現在に至るまで「映画内で水着姿が映っているのではないか」という期待混じりの検索需要が爆発的に増加しました。しかし、実際の作中で着用されていたのはサッカーのユニフォーム、中学校の制服、浴衣、そして日常着のみです。海辺で遊ぶシーンでも体操着やショートパンツ姿であり、露出度の高い水着を着用したカットは1フレームたりとも存在しません。
映画祭の舞台挨拶やインタビューにおいて是枝監督は、彼女の持つ「少年のような清潔感と芯の強さ」を絶賛していました。性的な視線を徹底して排し、ひとりの人間としての成長を美しく切り取る演出が施されていたからこそ、作品は世界的な評価を得ました。作品の圧倒的な知名度と「海」のイメージがひとり歩きした結果、「広瀬すず 海街diary 衣装 水着」という複合ワードだけがネット空間に定着する事態となったのです。