名木として知名度が高まる一方で、近年懸念されてきたのが観光客による踏圧(足で踏み固められること)による根の傷みでした。ハルニレの木現在の現地状況を取材すると、地元自治体や保存会によるきめ細やかな保護活動が功を奏している実態が見えてきます。
現在、樹木の周囲には木製の保護柵やロープが適切に設けられ、根の広がるエリアへの過度な立ち入りが制限されています。木の根元を踏み荒らさない配慮を徹底することで樹勢がしっかりと保たれており、遠景からの鑑賞環境が維持されています。
また、2本の幹が支え合って厳しい風雪を耐え抜いてきた背景から、近年はハルニレの木パワースポットとしても密かに注目を集めています。西洋および日本の植物伝承において、ハルニレの木の花言葉は「高貴」「威厳」「愛」「信じる心」とされています。困難を乗り越えて調和を保つ象徴として、夫婦円満や良縁祈願、自己を見つめ直すリセットの場として訪れる人が増えています。