城北公園菖蒲園を深く味わい尽くすためには、庭園デザインとしての美学と構図を意識することがポイントです。単に花を接写するだけでなく、周囲の景観と調和した空間を切り取ることで、鑑賞体験の質は劇的に高まります。
最大の見どころは、池の中央に架かる木製の太鼓橋周辺と、数寄屋風のあずまや(東屋)を取り込んだ借景です。あずまやの軒越しに広がる菖蒲田を望遠レンズやスマートフォンのポートレートモードで切り取ると、都会の真ん中にいることを忘れさせる情緒豊かな絵画的構図が完成します。さらに、水面に映り込む「逆さハナショウブ」を狙うなら、風が止む開園直後の静かな水面を狙うのがベストです。
スマートフォンのカメラで撮影する場合、立ったまま見下ろすアングルだけでなく、腰を落として花と同じ目線までカメラを下げる「ローアングル」を試してみてください。背景に青々とした木々の借景が重なり、奥行き感のあるドラマチックな1枚に仕上がります。