昼は白いご飯を豪快にかきこむ定食屋である菱田屋ですが、夜の帳が下りるとその表情は一変します。短冊メニューや黒板に旬の鮮魚や気の利いた小鉢がずらりと並び、極上の「大衆割烹・酒場」へと姿を変えるのです。
ランチタイムは予約不可の完全整列順ですが、夜の営業では事前の席予約が可能となっています。ただし、予約枠は限られており、数週間前から満席になることも珍しくありません。夜に訪問する場合は、予定が決まり次第、早い段階で電話予約を入れておくことが確実です。予約なしで直接並んで入店する当日席枠も一部用意されていますが、開店前からの待機か、2回転目以降の空席待ちを余儀なくされます。
さらに、予約が取れなかった場合や、もっとカジュアルにお酒とアテを楽しみたい時の強い味方が、本店の至近に誕生した姉妹店「菱田屋酒場」です。本店が「しっかり食事を食べる定食・大衆割烹」であるのに対し、菱田屋酒場は「酒とつまみをテンポよく楽しむネオ酒場」としての性格を色濃く持っています。本店譲りの力強い肉料理や中華小皿、新鮮な魚介をポーション小さめで提供しており、少人数や一人飲みでの使い勝手は抜群です。
「定食を腰を据えて完食したいなら本店」、「名物の味をつまみながらじっくり美酒に酔いしれたいなら菱田屋酒場」という明確な使い分けが、駒場東大前エリアの夜を制するスマートな選択肢となります。