狭霧山での過酷な修行の末、鱗滝左近次から最終選別の条件として課された「巨大な岩を刀で両断する」という試練。この名シーンの原型として名高いのが、奈良県奈良市柳生町に鎮座する天石立神社(あめのいわたてじんじゃ)の「一刀石」です。
柳生新陰流の祖・柳生宗厳(石舟斎)が天狗を相手に太刀を振るったところ、天狗の姿が消え、真っ二つに割れた巨石が残されていたという伝説が残る約7メートルの巨岩。割れ目の直線的な形状や苔むした佇まいは、炭治郎が錆兎との稽古を経て見取り稽古を完成させた瞬間の緊張感をありありと思い起こさせます。
【一刀石へのアクセス】
JR・近鉄奈良駅から奈良交通バス「柳生」行きで約50分、「柳生」下車後、山道を含む徒歩約30分。足元が舗装されていない箇所もあるため、スニーカーなどの歩きやすい靴での訪問が必須です。