段ボールや空きペットボトルを活用した廃材工作が、いまや夏祭りの主役に躍り出ている。既製品の玩具にはない独特のアナログな温かみが、子どもの好奇心を刺激してやまない。
特に会場の一角を行列で埋め尽くすのが、アーケードゲームを模した「ワニワニパニック」の手作り版だ。仕掛けは至ってシンプル。段ボール箱の穴から、棒を取り付けたスポンジ製のワニを保育士がランダムに押し出す。子どもたちはピコピコハンマーを握りしめ、目を輝かせて叩き込む。予測不能な動きと打撃音の爽快感が相まって、子どもたちの熱狂ぶりは圧倒的だ。
一方、定番の「輪投げ」も一工夫で大化けする。新聞紙を丸めてビニールテープを巻いた手作りリングと、ナンバーを振ったペットボトル標的。倒れると鈴が鳴る仕組みを仕込むだけで、達成感が跳ね上がる。年齢に合わせた距離設定により、達成感と悔しさの両方を味わえる絶妙な難易度が実現する。