結論から申し上げますと、2026年現在、高樽の滝を訪れることは可能です。ただし、一般的な観光地のように「いつでも誰もが気軽に行ける状態」とは大きく異なります。岐阜県中津川市北部、標高1,672メートルの高樽山に源を発する高樽谷が西俣谷(付知川)へ合流する地点に位置するこの滝は、アプローチのほぼ全域が国有林野を貫く険しい林道に囲まれています。
インターネット上で「高樽の滝 通行止め 理由」が頻繁に検索されている背景には、過去に発生した台風や線状降水帯に伴う土石流・路盤崩壊があります。この林道は、秘湯として知られる「渡合温泉」へと続く重要な動線でもあるものの、急峻な山肌を削って通した山岳林道であるため、豪雨のたびに法面崩落や倒木が多発してきました。数カ月から1年近くにわたって物理的な通行止めが敷かれた前例が何度もあり、当時の情報がネット上に残存していることが「現在は行けないのではないか」という誤解を増幅させています。
現在も路面補修や治山工事が継続的に行われていますが、ひとたび大雨警報やまとまった降雨(連続雨量100ミリ前後)が記録されると、中津川市や森林管理署の判断によって即座にゲートが閉鎖されます。最新の道路状況を確認せずに向かうと、現地手前のゲート前で立ち往生することになるため、出発直前の道路規制情報の確認が欠かせません。