ホーム画面のカスタマイズに着手する前に、まず把握しておくべき大原則があります。それは、iPhoneとAndroidでアイコンが切り替わる仕組みがまったくの別物であるという点です。
米Appleの公式開発者向けドキュメントおよびiOSのセキュリティ設計が示す通り、iOSではアプリ本体が持つネイティブアイコンを直接上書きすることは原則として許可されていません。そのため、iPhoneで外見を変更する際は、標準アプリ「ショートカット」を用いて「指定したアプリを開くための別ルート(URLスキームまたはAppIntentのエイリアス)」をホーム画面に配置するという裏ワザ的な手法を採用します。つまり、画面に置かれるのはオリジナルそのものではなく、好きな画像をまとわせた「偽装された看板(ブックマーク)」です。
対照的に、オープンなシステム構造を持つAndroidでは、ホーム画面を司る「ホームアプリ(ランチャー)」がアイコン描画の権限を持っています。そのため、サードパーティ製のランチャーや専用のアイコン着せ替えツールを介することで、アプリ本体に紐づくアイコン画像を直接差し替えたり、システム全体へ一括でテーマを適用したりすることが可能です。
この根本的な構造差を理解していないと、「iPhoneで設定したのにプッシュ通知の赤い数字(バッジ)がつかない」あるいは「Androidで標準ランチャーに戻したらデザインが初期化された」といった混乱に巻き込まれることになります。