壁の内部を透視するかのように下地を特定するには、日本の住宅建築における基本ルールを知る必要があります。壁紙(クロス)の直下にあるのは厚さ9.5mm〜12.5mm(耐火構造では15mmや重貼り仕様で25mm以上)の石膏ボードです。このボードを支えるために、壁の奥には垂直方向に柱状の部材が等間隔で配置されています。
探査の強力な道しるべとなるのが、壁の間柱 間隔 規格です。日本の住宅で採用されている標準寸法は以下の通りです。
- 木造在来工法(木造軸組工法):間柱の中心から中心までの間隔は455mmピッチ(尺モジュールの場合)が主流。壁の補強部や狭小部では303mmピッチで施工されるケースもあります。
- ツーバイフォー工法(2×4枠組壁工法):スタッド(縦枠)の間隔は455mm(尺モジュール)または406mm(インチモジュール)。
- マンション・RC造(軽天・軽量鉄骨下地):「LGS(ライト・ゲージ・スチール)」と呼ばれるスチール材が303mm〜455mm間隔で垂直に配置。
この規格寸法を念頭に置くことで、石膏ボード 間柱 見つけ方の精度は飛躍的に向上します。例えば、部屋の角(入隅)やコンセントボックスのすぐ横には必ず柱や間柱が配置されているため、そこを基準点としてメジャーで455mmずつ横へ測っていくと、目当ての間柱がおおよそどのラインに存在するか予測可能です。