彼女の足跡を振り返る上で絶対に外せないのが、1995年に放送された不朽の名作『愛していると言ってくれ』だ。聴覚障害を持つ新鋭画家と、劇団員の女性との切なくも美しい愛を描いた本作は、最高視聴率28.1%を記録し、社会現象を巻き起こした。
手話を通じて心を通わせる繊細なヒロインを全身全霊で演じ切った姿は、日本のテレビドラマ史における恋愛ドラマの金字塔として今も語り継がれている。言葉に頼らない感情の吐露、溢れ出る涙、透明感溢れる佇まい――この作品によって彼女は一気にトップ女優としての地位を盤石なものとした。