後藤祐樹氏が警察当局に逮捕されたのは、芸能界を引退してから約5年が経過した2007年10月のことでした。逮捕容疑は東京都江戸川区をはじめとする関東近郊の建設工事現場を狙った金属(銅線)の集団窃盗および強盗致傷でした。
当時、世界的な金属価格の高騰を背景に、建設現場から電線や金属資材を強奪する手口が横行していました。後藤氏は地元の不良仲間らとともに窃盗グループを結成し、深夜の工事現場に侵入して大量の銅線を盗み出しては換金する行為を反復。その件数は十数件に及び、被害総額は約800万円相当に上ると報じられました。
決定打となったのは、警備員に見つかった現場での凶行でした。資材置き場に侵入した際、警戒にあたっていた男性警備員を複数人で取り押さえ、鉄パイプ等で暴行を加えて負傷させたことで、単なる建造物侵入・窃盗ではなく、法定刑の極めて重い「強盗致傷罪」が適用される事態となりました。捜査関係者の発表によると、グループ内で後藤氏は主導的な立場にあり、指示役として犯行を主導していたと認定されています。
裁判では情状酌量の余地が厳しく精査されたものの、犯行の計画性と悪質性が重く見られ、懲役5年6ヶ月の実刑判決が下されました。当時21歳だった青年は、川越少年刑務所へと収監されることとなったのです。