マフティーの正体と真の目的とは?名前の意味や原作の結末まで徹底解説

マフティーの正体と真の目的とは?名前の意味や原作の結末まで徹底解説

マフティーの正体と真の目的とは?名前の意味や原作の結末まで徹底解説の背景について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

ハサウェイが安穏とした英雄の息子の座を捨て、命を賭してまでテロリズムに走った理由は、地球連邦政府が推進していた暴政と、加速する地球環境の破壊に対する耐え難い危機感にありました。

当時、連邦政府は地球の居住権を特権階級の閣僚や大富豪だけに限定し、貧困層や一般市民を宇宙へ強制連行する「人道のかけらもない不法居住者摘発組織(通称:マン・ハンター)」を横行させていました。さらに、アデレードで開催される中央会議において、特権階級が地球の土地を永久私有化できる「地球帰還に関する特例法案」を強硬採決しようとしていたのです。この法案が可決されれば、人類共有の母なる大地である地球は、一握りの腐敗した高官たちによって骨の髄までしゃぶり尽くされることが決定づけられていました。

反地球連邦組織マフティーの目的は、この特例法案を廃案に追い込むべく、アデレード会議に集う閣僚たちを物理的に排除(粛清)することにありました。かつてシャア・アズナブルは「地球寒冷化作戦」によって全人類を強制的に宇宙へ上げようとしましたが、ハサウェイはシャアの思想に一定の理解を示しつつも、無差別虐殺を嫌悪していました。結果として、民衆への被害を最小限に抑えながら体制の頭脳だけをピンポイントで潰すという「限定的テロリズム」を選択したのです。しかし、手段が暗殺である以上、どれほど高邁な大義を掲げようとも暴力の連鎖から逃れられないという根源的な矛盾を最初から孕んでいました。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。