特番からParavi配信、そして地上波日曜昼枠からプライムタイムへの昇格というゴールデン進出の経緯は、まさに日本のテレビ史における異例のサクセスストーリーです。Paravi時代には番組開始直後にアクセス集中でサーバーをダウンさせ、歴代登録者数ランキングで首位を獲得。日曜昼の枠でも、本来は若年層の在宅率が低い時間帯でありながら、同時間帯トップの個人視聴率を叩き出し続けました。
2023年4月、満を持して金曜20時枠という各局がしのぎを削る激戦区へと移籍。しかし、華々しいステップアップの一方で、ネット検索には時折「それスノ 打ち切り」という不穏なサジェストワードが表示される現象が起きています。この打ち切り噂の真相を解明するには、現代のテレビメディアが直面している「視聴率指標の地殻変動」を正しく理解しなければなりません。
公表されているそれSnow Manにやらせてください視聴率を検証すると、世帯視聴率は概ね6〜8%台を推移しています。昭和や平成の基準に囚われたネットニュースの一部は、この世帯視聴率の数字だけを切り取って「ゴールデン苦戦」「打ち切りの危機」とセンセーショナルに書き立てました。しかし、これはテレビ局の収益構造と広告価値を全く理解していない浅薄な論理です。
現在のTBSが最重要視しているのは、広告主がターゲットとする若年層(T層:男女13〜19歳、F1・F2層:20〜49歳女性など)の「コア視聴率」です。『それスノ』は、このコア視聴率において同時間帯の民放トップを幾度となく記録しています。さらに、見逃し配信の再生回数指標や番組公式SNSのエンゲージメント率は局内でも屈指の数字を誇り、スポンサー企業からの評価は極めて高い状態を維持しています。改編期のたびに飛び交う打ち切り説は、単なるPV稼ぎのネットゴシップに過ぎません。