「日本のウイスキーの父」と呼ばれる政孝の血脈や直系子孫は、現在どのように事業に関わっているのだろうか。結論から言えば、現在、竹鶴家の直系子孫が会社の日常的な経営陣に名を連ねているわけではない。
ニッカウヰスキーは経営体制の近代化と事業拡大の過程で、アサヒグループホールディングス(旧・アサヒビール)の傘下へと入った。これにより企業としての資本と経営は大手グループへ移行したが、竹鶴一族は「創業家」としての象徴的かつ文化的価値を保持し続けている。孝太郎氏をはじめとする子孫は、ブランドの精神的支柱として、歴史の継承や文化発信、イベント等での講演活動を通じてその志を守り続けているのだ。