1986年1月10日から3月28日にかけてTBS系列で放送された『セーラー服通り』は、下町にある私立高校を舞台にした等身大の青春群像劇です。主演のいしのようこが演じる主人公・紺野あづみを中心に、性格も境遇も異なる女子高生たちが織りなす友情、恋愛、家庭の悩み、そして将来への葛藤がコミカルかつ叙情的なタッチで描かれました。
相関図の中心となるのは、あづみを取り巻く個性豊かな同級生たちです。藤井一子演じる勝気でファッショナブルな山本玲子、渡辺祐子演じるおっとり型の秋山美千子、大神まみ演じるユニークなキャラクターの木本真弓という「仲良し4人組」が物語を牽引しました。
さらに、彼女たちが憧れる男子学生や若手男性陣、生徒たちを温かく見守る教師陣や家族が絶妙に絡み合います。従来の「お茶の間向け学園ドラマ」の枠を超え、1980年代半ばの女子高生カルチャーや流行をリアルタイムに反映した脚本と演出は、同世代のティーンエイジャーから絶大な共感を呼びました。