観光客の間で囁かれる疑問や誤解について、現地の取材事実をもとに真相を明らかにします。
誤解1:現在も人が梯子を登って鐘を突いている?
真相:前述の通り、現在は完全に機械制御による自動打鐘システムが導入されています。1975年(昭和50年)頃から動力装置が組み込まれ、モーター駆動の打鐘アームが正確に鐘を打ち鳴らしています。保存管理や点検時を除き、日常的に人が上に登って突くことはありません。
誤解2:時の鐘の内部は一般人が登れる?
真相:歴史的木造建築の保全および安全管理の観点から、一般の観光客が鐘楼の内部に登ることは原則禁止されています。見学は下部の通りや薬師神社境内から見上げる形となりますが、下から見上げるだけでも組み木の重厚さや棟梁たちの匠の技を十分に堪能できます。
誤解3:昼間に行かなければ楽しめない?
真相:商店街の店舗は夕方17時〜18時頃に閉店することが多いものの、夜間の「時の鐘ライトアップ」は昼間とは打って変わった幽玄な美しさを誇ります。観光客の喧騒が引き、静まり返った石畳に浮かび上がる鐘楼の姿は、川越のもう一つの真骨頂と言えます。