Q1:仮面恐怖症は正式な精神医学の診断名ですか?
A1:精神疾患の診断基準である『DSM-5』においては、「特定の恐怖症(状況型あるいはその他)」に分類されます。「仮面恐怖症(Maskaphobia)」は学術的・臨床的な通称ですが、動悸や過呼吸といった身体症状を伴い、社会生活に支障をきたす立派な精神的疾患として治療の対象になります。
Q2:医療用のサージカルマスクでも恐怖を感じる場合、同じ仮面恐怖症ですか?
A2:根底にある「表情が見えないことへの不安」という点ではメカニズムが共通しています。ただし、サージカルマスクへの恐怖は「表情を読み取れないことによる対人恐怖」や「息苦しさからくるパニック」と結びつきやすく、無機質な造形そのものを恐れるお面の恐怖症とは力点がやや異なります。重度になると両者が重複することもあります。
Q3:子供が着ぐるみやお面を極端に嫌がるとき、親はどう対応すべきですか?
A3:決して無理強いをせず、抱きしめて視界を遮り、安全を確保してあげることが最優先です。「怖かったね」と子供の恐怖感情を言語化して受け止め、共感を示してください。絶対に「恥ずかしいから泣かないで」「みんな平気だよ」と否定してはいけません。安心感が十分に得られれば、成長に伴う認知機能の発達とともに自然と軽減していくケースが大半です。