彼女の芝居を観ていて際立つのは、言葉を発する前の「間」や、全身を使った感情の表出だ。これは幼少期から徹底して身体表現を叩き込まれた教育エンターテインメントの現場経験と無関係ではない。
理屈ではなく感覚で相手に伝える力。NHKプラスなどの見逃し配信サービスで当時のアーカイブや関連番組を見返すと、彼女が幼い頃からいかに共演キャラクターや視聴者の子どもたちの目線に寄り添っていたかがよく分かる。画面越しに相手の心へ直接飛び込んでいくような共感力は、現在のドラマや映画の現場でも、観客の感情を一瞬で引き込むリアリティとして生き続けている。