2026年、日本の交通環境は歴史的な転換点を迎えました。これまで自動車・バイクに限定されていた交通反則通告制度が、16歳以上の自転車運転者に対しても全面的に適用開始されたためです。
背景にあるのは、スマートフォンを見ながら運転する「ながらスマホ」やイヤホン装着運転、信号無視や逆走(右側通行)による自転車関連人身事故の深刻化です。従来の自転車取締まりは、指導警告にとどまるか、いきなり刑事罰となる赤切符を切るかの両極端しかなく、実効性のある取締まりが困難でした。
新たに導入された自転車の青切符制度では、約113種類に及ぶ危険行為が反則行為として定義されています。
- 携帯電話・スマホ使用運転(画面注視・通話):反則金 目安12,000円前後
- 信号無視(赤信号の無視・歩行者信号の無視):反則金 目安6,000円前後
- 指定場所一時不停止(「止まれ」標識の無視):反則金 目安5,000円前後
- 遮断踏切立ち入り:反則金 目安7,000円前後
- 通行区分違反(右側通行・歩道の暴走逆走):反則金 目安6,000円前後
- 傘差し運転・イヤホン装着などの公安委員会遵守事項違反:反則金 目安5,000円前後
高校生を含む16歳以上であれば、学生であっても青切符が切られ、反則金の納付義務が発生します。なお、自転車運転には運転免許が不要であるため、自動車運転免許のような違反点数の累積制度(免許停止等)は直接連動しません。しかし、反則金の納付を拒絶・放置した場合に刑事手続きへ移行し、最終的に起訴・罰金刑(前科)となるリスクは自動車と完全に同一です。