万博の周期を調べる際によくある誤解として、「地方博覧会」や「民間の展示会」との混同が挙げられます。
1980年代後半の日本国内では、バブル景気と相まって全国の地方自治体で「地方博ブーム(横浜博覧会、なら・シルクロード博など)」が巻き起こりました。これらはBIEが管轄する国際博覧会条約に基づかない国内イベントでしたが、一般には「万博」という通称で呼ばれることが多かったため、「万博は毎年どこかで開かれている」という誤認が広まる原因となりました。
また、1990年に大阪で開催された「国際花と緑の博覧会(花の万博)」や、2027年に開催される「横浜国際園芸博覧会」は、AIPH(国際園芸家協会)の承認とBIEの公式認定を両方受けて開催される特別な博覧会です。これらは一般的な登録博覧会とは別枠の規定で動いているため、5年周期の登録博のスケジュールとは独立して開催が決定されます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
5年に1度の大規模万博や、合間に開催される認定博覧会を現地で体験すべきかどうかは、目的や求める体験によって異なります。渡航や参加を検討する際の判断基準は以下の通りです。
- 現地へ行くべき人:世界各国の最先端建築・デザインを一度に体感したい人、自国の枠を超えたグローバルな課題解決の現場に触れたい人、次世代テクノロジーの実証実験をリアルタイムで目撃したい人。
- 慎重になるべき・オンライン等での追跡が向いている人:短時間の滞在で手軽な観光を楽しみたい人(会場の広大さと混雑による体力消耗が大きいため)、混雑や長蛇の待機列を避けたい人、コストパフォーマンス重視で単一の国や地域を深く観光したい人。