日本とアメリカのセブンイレブンを比較した際、最も顕著な違いは「ガソリンスタンド併設型」が全体の約8割から9割を占める点です。2021年に米石油大手マラソン・ペトロリアム傘下のコンビニ併設給油所「スピードウェイ(Speedway)」を約2兆3000億円で買収したこともあり、アメリカ人にとってセブンイレブンは「給油のついでにタバコやスナック、エナジードリンクを買う場所」という位置づけが定着しています。
店内環境と治安の面でも、日本の清潔で明るい空間とは大きなギャップが存在します。都市部の繁華街や治安に不安のあるエリアでは、以下のような光景が日常茶飯事です。
- 防犯ガラスに囲まれたレジカウンター:強盗対策として、レジ周辺が分厚い防犯アクリル板で完全に遮断されている店舗が珍しくありません。
- 万引き防止の施錠棚:高額な医薬品や電子タバコ、エナジードリンク類に鍵がかけられ、店員を呼ばないと購入できないケースが多発しています。
- 夜間の入店制限:深夜帯は店内に立ち入れず、防犯小窓から商品を指定して決済する店舗も存在します。
日本の感覚で「ちょっと深夜にスイーツを買いに行く」つもりで立ち寄ると、張り詰めた緊張感に驚かされる旅行者も多く、立地と時間帯の見極めが必須となっています。