最高到達点310cmという数値は、ライバル校の主力スパイカーたちと比較しても非常に興味深い。音駒高校の主将・黒尾鉄朗(最高到達点330cm)や青葉城西の及川徹(335cm)といった全国屈指のプレイヤーに対し、澤村は空中戦の純粋な高さではなく「コース読み」と「滞空時間の使い方」で対峙した。
Production I.Gが手掛けたアニメーション表現では、澤村が相手の強烈なスパイクを正面で受け止める瞬間の重心移動が恐ろしいほどのリアルさで描かれている。単に高く跳ぶだけでなく、ボールの威力を殺してセッターへ返すレシーブ精度こそが、彼の310cmという最高到達点を真に活かす武器となった。