生後5〜6カ月の離乳食初期(ゴックン期は、固形物を消化・吸収する練習期間だ。厚生労働省が策定した「授乳・離乳の支援ガイド」においても、10倍がゆからスタートした後にビタミン・ミネラル源として滑らかな野菜類を取り入れることが推奨されている。その代表格として長年支持されているのがさつまいもである。
管理栄養士の取材によれば、さつまいもに含まれる麦芽糖(マルトース)の上品な甘みは、苦味や酸味に敏感な乳児の味蕾を刺激しすぎず、スムーズな移行を促すという。しかし、初期の段階では「食材そのものの栄養」以上に「滑らかに飲み込める状態」かどうかが決定打となる。舌でつぶせない繊維がわずかに混入するだけで、口から吐き出してしまう原因になりかねない。