降圧剤をやめたブログの真実と現在|急な中止に潜むリバウンドの罠

降圧剤をやめたブログの真実と現在|急な中止に潜むリバウンドの罠

降圧剤をやめたブログの真実と現在|急な中止に潜むリバウンドの罠の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

ネット検索で見つかる「降圧剤減薬成功ブログ」や体験手記を精査すると、薬をやめたい動機として主に2つの要因が浮かび上がります。1つは、ふらつき、むくみ、慢性的なだるさ、乾性咳嗽(空咳)といった降圧剤の副作用とデメリットに対するストレスです。もう1つは、「降圧剤は血管を広げているだけで根本治療になっていない」「製薬会社を儲けさせるために一生飲まされている」といった、書籍やネット言説による心理的抵抗感です。

実際に服薬を自己判断で中断した人々のブログやコミュニティの声を長期間追跡調査すると、その後の経過は以下の2つのパターンに極端に分かれます。

第1のパターンは、中止直後は「体調が軽くなった」「血圧も130台で落ち着いている」と意気揚々と記録していたものの、半年から2年ほどで更新が途絶えるケースです。取材に応じた循環器内科専門医によると、診察室を訪れる患者の中には「数年前にブログを読んで薬をやめていたが、ある朝突然の激しい頭痛と呂律(ろれつ)障害で救急搬送され、脳出血と診断された」という事例が頻発しています。高血圧は「サイレントキラー(沈黙の暗殺者)」と呼ばれ、自覚症状がないまま静脈や動脈の硬化を進行させるため、薬をやめて「現在自覚症状がない」ことと「血管が安全である」ことは全くの別問題です。

第2のパターンは、主治医と綿密な計画を立て、体重を5〜10kg落とし、塩分摂取量を1日6g未満に徹底管理した結果、段階的に薬の量を減らして最終的に中止できたケースです。高血圧の薬をやめた人の現在として真に健康を維持している層は、例外なく自己判断の中止ではなく、客観的な家庭血圧データの蓄積と医師の診断のもとで減薬を行っています。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。