猿回しは本当にかわいそう?動物虐待疑惑と伝統芸能の裏側を追う

猿回しは本当にかわいそう?動物虐待疑惑と伝統芸能の裏側を追う

猿回しは本当にかわいそう?動物虐待疑惑と伝統芸能の裏側を追うとはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

日本の猿回し文化の象徴的な存在といえば、栃木県日光市に拠点を置く「日光さる軍団」です。一時期は経営難やサルたちの高齢化によって閉館の危機に瀕しましたが、2015年に株式会社MARUKUの運営のもと「おさるの学校」としてリニューアルオープンを果たしました。

かつての集団コントを中心としたショーから、近年では調教スタイルの透明化と多様化が進められています。観客の口コミを見ると、「調教師とサルの間に深い絆を感じる」「サルが自主的に楽しそうに動いている」と好意的に受け止めるファンがいる一方、「やはり商業施設で飼育・使役される姿に抵抗がある」という厳しい評価も残り、評判は二極化しています。

現代の現場では、サルとの信頼関係の構築が最優先されます。幼少期から専任のトレーナーが寝食を共にし、個々のサルの性格や体調を見極めながら無理のないプログラムを組む体制が整えられつつあります。野生の群れから隔離されて育つサルにとって、調教師は唯一のパートナーであり、心理的安全性を保つ支えでもあるという側面は無視できません。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。