「朝『行ってきます』と元気に家を出た子が、二度と戻ってこない。こんな理不尽なことが許されていいはずがありません」。取材に応じた遺族は、声を詰まらせながら胸の内を明かした。事故発生直後、施設側からの説明は二転三転し、真摯に誠意を示す対応とはほど遠いものだったという。
これまで子どもを安心して預けられると信じていた児童福祉業界に対する裏切りは、到底拭い去れるものではない。安全確保を最優先すべき福祉の現場で、なぜ利益優先や慢心が優先されてしまったのか。遺族側は弁護団を結成し、真相の徹底解明とともに、民事・刑事の両面で厳格な責任追及を続けていく姿勢を明確にしている。