公式に発表された橋本真也さんの直接の死因は脳幹出血(のうかんしゅっけつ)です。脳幹は呼吸、心拍、血圧のコントロールなど人間が生きていく上で不可欠な生命維持機能を司る極めて重要な中枢部位であり、ここに出血が起きると瞬時に意識を失い、急激に死に至るケースが少なくありません。
橋本真也 最期の様子を振り返ると、悲劇はあまりにも唐突に訪れました。2005年7月11日の早朝、滞在していた横浜市青葉区の知人宅で異変が発生します。午前8時頃、同居人がいびきのような異常な呼吸音に気づいて様子を確認したところ、すでに意識を失い心肺停止に近い状態に陥っていました。直ちに119番通報が行われ、救急隊が駆けつけて横浜労災病院へ緊急搬送されたものの、懸命の蘇生処置も実を結ばず、同日午前10時36分に死亡が確認されました。
搬送時のカルテや救急現場の状況からも、脳幹内部の微小血管が破綻し、発症から数分と経たずに脳機能へ致命的なダメージが及んでいたことが判明しています。ファンや関係者にとって「最も頑丈で力強い男」と信じられていた破壊王の命の灯が、一瞬にして消え去った残酷な現実でした。