ネット上で話題を集める「神谷哲史ドラゴン(古代ドラゴンやバハムートなど)」や「東洋龍折り紙折り方」に関して、初心者が陥りがちな誤解が存在します。
もっとも大きな誤解は、「折り図(ステップごとの解説)があれば誰でも同じように折れる」という思い込みです。超上級の創作折り紙ドラゴンは、図解の通りに折るだけでは平面的な形にしかならず、最後の「仕上げ(整形)」によって初めて命が吹き込まれます。紙をわずかに湿らせて曲線を固定するウエットフォールディングなどの造形技法が使われており、これはもはや彫刻に近い作業です。
また、ネット上で配布されている「折り紙ドラゴン展開図」についても注意が必要です。展開図折りは、正方形に引かれた無数の山折り・谷折りの格子線を同時に畳み込んでいく超高等技術であり、平面の図解から立体構造を頭の中で復元できる空間把握能力が求められます。初心者がいきなり展開図に挑むのは、楽譜の読めない状態で作編曲に挑むようなものです。まずは段階的なステップアップを強く推奨します。