中国の宇宙覇権を加速させる「長征 7A」— 2026年、静止軌道打ち上げで描く次世代の宇宙インフラ網

中国の宇宙覇権を加速させる「長征 7A」— 2026年、静止軌道打ち上げで描く次世代の宇宙インフラ網

中国の宇宙覇権を加速させる「長征 7A」— 2026年、静止軌道打ち上げで描く次世代の宇宙インフラ網を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

アジア太平洋の宇宙開発におけるライバル関係として、日本の「H3ロケット」との比較を避けることはできない。JAXAと三菱重工が商業化を進めるH3は、低コスト化と打ち上げ柔軟性を全面に打ち出し、国際顧客の獲得を狙っている。これに対し、中国側は国営企業のスケールメリットを最大限に活かし、機体量産と高い打ち上げ成功率を武器に対抗する。

グローバルな打ち上げ市場は今、地政学的なブロック化の波に晒されている。西側諸国がスペースXやH3、ヨーロッパのアリアン6を選択する一方で、グローバルサウスの発展途上国向けには、衛星本体と打ち上げサービスをパッケージで提供する中国の手法が威力を発揮している。まさに宇宙における顧客獲得の代理戦争が展開されているのだ。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。