高難易度ゲームの潮流を語る上で欠かせないのが、壺に入った男がハンマー一本で山を登る伝説的インディーゲーム『Getting Over It with Bennett Foddy』だ。わずかな操作の狂いが数時間分の登攀を無に帰す過酷な仕様は、世界中のゲーマーを激怒させた。しかし、この作品の登場によって「高難易度アクション」というジャンルは一気にメインストリームへと躍り出た。
現在ではSteamを中心に、数多くの独創的な作品がリリースされている。操作性の癖が強い物理演算を用いた作品や、一瞬の判断ミスが即死につながる精密なプラットフォーマーなど、選択肢は実に多彩だ。かつてはPC環境が中心だったこれらの高難易度タイトルも、今やPlayStation 5やNintendo Switchといった家庭用ハードへ積極的に移植され、より幅広い層のゲーマーを恐怖と興奮の渦に巻き込んでいる。