漢字「機」の構造は、左側の部首「木(きへん)」4画と、右側の旁(つくり)「幾」12画の組み合わせで成り立っています。文部科学省の学習指導要領および昭和33年に制定された『筆順指導の手引き』に準拠した、正しい全16画の流れを1画ずつ正確に追っていきましょう。
【第1画〜第4画:部首「きへん」を書く】
まずは左側の「木(きへん)」から書き始めます。
・第1画:横画をやや右上がりに引きます。
・第2画:中央よりやや右寄りを狙って、縦画を上から下へまっすぐ力強く下ろします。
・第3画:交差部分のやや下から、左斜め下へ向かって伸びやかに払います。
・第4画:右側へ向けて短い「止め(点)」を打ちます。※木単体では払いますが、偏(へん)にする場合は右側の旁を邪魔しないよう必ず「止め」にするのが原則です。
【第5画〜第10画:右側「幾」の上部(2つの「幺」)を書く】
続いて、多くの人が混乱しやすい右上のパーツに進みます。
・第5画:左側の「幺」の1画目。斜めに下ろして右へ折れる「く」の形を書きます。
・第6画:左側の「幺」の2画目。第5画の折れ目から、さらにもう一段「く」の形を重ねます。
・第7画:左側の「幺」の3画目。右下に小さく点を打ちます。
・第8画:右側の「幺」の1画目。第5画と同様に斜めに下ろして折れます。
・第9画:右側の「幺」の2画目。同じく「く」の形を重ねます。
・第10画:右側の「幺」の3画目。右下に点を打ちます。
【第11画〜第16画:右側「幾」の中央と下部を仕上げる】
最後に下部の構造を完成させます。ここが最も書き間違いの多発するゾーンです。
・第11画:2つの「幺」の間から、左下へ向けて短く払います(中央のノ)。
・第12画:その下を横切るように横画(一)を引きます。
・第13画:横画の下、中央寄りに左下への払い(または短い点)を書きます。
・第14画:全体の背骨となる画です。第12画の横画を貫き、右斜め下へ大きく反らせてから、上へ向けて力強くハネます。
・第15画:左下へ向けて伸びやかに払います。
・第16画:右上、全体のバランスを引き締める位置に最終画の「点」を打ちます。