豊川稲荷の食べ歩きにおいて、絶対に避けて通れないシンボルが総門の正面に位置する「おきつね本舗」の看板商品、「おきつねバーガー」です。バンズの代わりに厚みのある特製油揚げを使い、香ばしく焼き上げてポークヒレカツ、新鮮なレタス、特製ソースを挟み込んだこの逸品は、テレビ番組やSNSでも長年話題を集めています。
実食取材における現場検証では、注文を受けてから油揚げを両面こんがりとプレス焼きするため、出来立ては驚くほどサクサクとした軽快な歯ごたえを感じられます。「油揚げで揚げ物を挟むと油っこいのではないか」というネット上の懸念の声に対し、実際には直火焼きで余分な油が落とされており、特製ダレの酸味と相まって見た目以上に後味が軽やかです。
店頭ではバーガーのほか、定番の「わさびいなり」も並んでおり、甘辛く煮含められたジューシーな油揚げとツンと抜けるわさびの風味の対比が見事です。休日の昼ピーク時には15分から30分前後の行列が発生しますが、テイクアウトのオペレーションが洗練されているため回転は比較的スムーズです。ただし、焼きたての熱気を逃さない袋設計のため、受け取ったら冷めないうちにその場で頬張るのが本来のポテンシャルを最大化する秘訣です。