となりのトトロ歌詞の意味と都市伝説の真相|宮崎駿の想いと全文解説

となりのトトロ歌詞の意味と都市伝説の真相|宮崎駿の想いと全文解説

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本作の作詞クレジットに「宮崎駿」の名が刻まれている背景には、制作当時の強いこだわりが存在します。当初、主題歌の作詞はプロの作詞家に依頼される予定でしたが、上がってきた原稿に対して宮崎監督は「映画の本質である『素朴な自然への畏敬』や『子どもの身体感覚』が十分に描かれていない」と感じ、自らペンを執ることを決断したという経緯があります。

自著や当時のメイキングインタビューにおいて、宮崎監督は「トトロは決して人間にとって都合のいい愛玩動物ではない」と繰り返し語っています。歌詞中の「もりのなかに むかしから すんでる」という一節には、人間が開発を進める遥か以前から息づく太古の自然への敬意が込められています。

また、作曲を手がけた久石譲氏の旋律設計も見逃せません。久石氏は映画音楽としてのドラマ性を維持しつつ、日本の童謡が持つ「ヨナ抜き音階」のエッセンスと、モダンなポップスのビート感を絶妙にブレンドさせました。これに井上あずみさんの芯のある伸びやかな高音が加わることで、湿っぽさを排除した、どこまでもカラッとした生命力あふれる名曲が完成したのです。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。