車両通行帯と車線の違いとは?右車線を走り続ける違反の罰則と真相

車両通行帯と車線の違いとは?右車線を走り続ける違反の罰則と真相

車両通行帯と車線の違いとは?右車線を走り続ける違反の罰則と真相について知っておくべき 注意点を厳選して解説いたします。

車両通行帯に関するネット上の言説やドライバー仲間の会話には、法的に誤った危険な俗説が蔓延しています。代表的な3つの誤解を是正しておきましょう。

誤解1:「法定速度の上限で走っていれば、右車線を走り続けても違反にならない」
これは最も代表的な思い込みです。最高速度が時速100kmの高速道路において、時速100kmジャストで追越車線を走行していたとしても、追越しを終えて走行車線に戻らなければ通行帯違反が成立します。制限速度の遵守と、通行区分(走るべき車線)の遵守は、道路交通法上まったく別の法益として独立して裁かれます。

誤解2:「左側の車線から前の車を抜いたら、すべて違法になる」
これも用語の混同による誤解です。道交法で禁止されているのは「左側からの追越し(追越しのために車線を左に変え、右の車の前に割り込む行為)」です。一方で、左側の走行車線を走っている車が、追越車線で詰まっている車よりも結果的に速い速度でそのまま直進して前へ出る行為は、法的に「追抜き」と解釈され、進路変更を伴わない限り違反には問われません。ただし、左側車線からの急な割り込みは厳格に禁止されています。

誤解3:「一般道には追越車線がないから、どこの車線を走っても自由である」
一般道路であっても、片側2車線以上の車両通行帯が指定されている道路では、道路交通法第20条第1項および第2項が適用されます。つまり、原則として左側の通行帯を通行しなければならず、一番右側は右折や追越しのための帯として位置づけられています。「一般道だからずっと右車線を流していい」という解釈は道交法上通用しません。

山崎 陸
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山崎 陸

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