へそのごまを取るとお腹が痛い?危険な理由と正しい掃除方法を専門解説

へそのごまを取るとお腹が痛い?危険な理由と正しい掃除方法を専門解説

へそのごまを取るとお腹が痛い?危険な理由と正しい掃除方法を専門解説の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

長期間にわたりへその手入れを怠ると、角質と皮脂がミルフィーユ状に重なり合って石のように固化する「臍石(さいせき/Omphalolith)」と呼ばれる状態に進行することがあります。臍石は皮膚と強固に癒着しているケースが多く、自力で無理に除去しようとすると皮膚が引きちぎれて大量出血や激痛を伴います。

また、以下のような自覚症状が見られる場合は、すでに「臍炎」や細菌感染症を発症している可能性が高いため、自己処置を中止して医療機関を受診する必要があります。

・へその中や周辺が赤く腫れ上がり、触れるとズキズキ痛む
・黄色や緑色の膿(うみ)が出てくる、または異臭が著しく強くなった
・へその奥から出血している
・発熱や下腹部全体の不快感、強い腹痛を伴う

医療機関を受診する際は、「皮膚科」または「形成外科」が第一選択となります。へその奥深くに感染が及んでいる場合や、先天的な尿膜管遺残症(胎児期の管が残っている疾患)が疑われるケースでは、「消化器外科」や「一般外科」での精密検査・抗生剤処置が行われます。医療機関での臍石除去や洗浄処置は、保険適用(3割負担)の場合でおよそ1,000円〜3,000円程度(初診料・処方箋料別)で安全に処置を受けられます。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。