Q1:生後3週間の新生児が、足を激しくキックして布団を蹴飛ばします。股関節脱臼の危険はありませんか?
A1:赤ちゃん自身が自発的に行っている自然なキック運動によって、股関節脱臼を引き起こす心配は基本的にありません。乳児の股関節脱臼の主因は、オムツ交換時や衣服の着用によって、本来M字型に開いている赤ちゃんの両脚を無理に引っ張ったり、ピーンと真っ直ぐに固定して伸ばしたりする外力にあります。足を自由に動かせるゆとりのある服を着せ、自然な屈曲を妨げない限り、活発な運動は関節や筋肉の発達に有益です。
Q2:足をバタバタさせながら「ウーン」と顔を真っ赤にして唸ります。病気ではないでしょうか?
A2:発熱や嘔吐、顔色の悪化がなく、授乳後に体重が順調に増えているのであれば、いわゆる「生理的唸り(grunting)」である可能性が極めて高いです。生後1か月前後の赤ちゃんは、腹圧のかけ方と肛門括約筋を緩めるタイミングをうまく連動させることができず、排便やおならを出すために全身に力を入れて真っ赤になります。成長とともに排泄機能が成熟すれば、生後2〜3か月頃には自然と治まっていきます。
Q3:授乳のたびに手足をバタバタさせて落ち着きません。母乳が足りていないサインですか?
A3:母乳不足の可能性もゼロではありませんが、それ以上に「母乳の勢いが強すぎる」「吸い方によって空気が胃に入り、胸焼けのような不快感がある」「乳頭の吸い込みが浅くてうまく飲めない」といった物理的トラブルが考えられます。1日の尿の回数が6〜8回以上あり、定期健診で1日25〜30g以上の体重増加が確認できているなら、母乳量は足りています。授乳前に少し搾乳して勢いを和らげるか、縦抱き授乳を試して赤ちゃんの反応を観察してください。