テニスコートの長さは何メートル?公式規格と幅・面積の真相

テニスコートの長さは何メートル?公式規格と幅・面積の真相

テニスコートの長さは何メートル?公式規格と幅・面積の真相について詳しく解説いたします。専門家の見解をお届けします。

「テニスコートの面積は約260㎡だから、300㎡ほどの土地があればテニスコートが建てられるのではないか」という相談が設計現場で頻繁に持ち上がります。しかし、これは設営における最大の落とし穴です。

テニスはコートの外側(アウトサイド)に飛び出してボールを打ち返すスポーツです。激しいラリーでコート外へ走ったプレーヤーがフェンスや壁に激突しないよう、ラインの外側に十分な安全スペース(オーバーランエリア)を確保しなければなりません。

国際規格および日本テニス協会の施設基準では、以下の余白寸法が義務付け・推奨されています。

  • ランバック(ベースライン後方の余白):6.40メートル以上(国際大会基準は6.40m〜8.0m、最小許容でも5.50m以上)
  • サイドスペース(サイドライン外側の余白):3.66メートル以上(国際大会基準は3.66m〜4.0m、最小許容でも3.05m以上)

この余白エリアを含めると、テニスコート1面あたりに必要な敷地寸法は縦36.57m × 横18.29mとなり、合計の必要敷地面積は約669平方メートル(約202坪)に達します。

学校施設や地域の公営コートなどでスペースが制限される場合でも、最低限縦34.77m × 横17.07m(約593㎡ / 約180坪)の広さがなければ、安全なプレー環境を維持できません。複数面を並列して建設する場合でも、コート同士の間隔(コート間スペース)として最低4.5メートル〜5.0メートル以上の間隔を空けることが基本設計の鉄則です。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。