この世界的なムーブメントの爆心地となっているのが、ソウルのトレンド発信地・聖水洞(ソンスドン)だ。かつての靴工場街が今や巨大なクリエイティブハブへと変貌を遂げ、連日個性の尖ったインディーズ作家たちがポップアップや個展を開催している。
従来のIP(知的財産)ビジネスといえば、大手アパレルやアニメ制作会社が主導するものだった。だが、現在の韓国キャラクターシーンを動かしているのは個人イラストレーターたちだ。InstagramやTikTokで自身の世界観を発信し、ファンとダイレクトにコミュニケーションを取りながらグッズを展開する。企業主導ではない、圧倒的なライブ感と熱量が、日本をはじめとするアジア全域の若者を虜にしている。