彼を一躍ブレイクに導いた代表作『王様戦隊キングオージャー』でのパフォーマンスは、今なお語り草だ。人類とバグナラクのハーフであり、200年の孤独を背負った語り部、ジェラミー・ブラシエリ。この極めて難解で浮世離れしたキャラクターに、真実味のある人間味と気品を吹き込んだのが池田だった。
独特のセリフ回しと仕草、そしてどこか哀愁を帯びた眼差し。劇中での圧倒的な立ち振る舞いは、子供向け番組の枠組みを容易く飛び越え、大人のドラマファンをも唸らせた。ヒーロー番組出身というラベルを誇りとしつつも、それを即座に自らの表現の踏み台にしてみせた度胸こそ、彼の真骨頂だ。